百十四銀行の代表取締役会長の渡辺智樹が女性行員が取引先から不適切な行為を受けたことの責任を取り辞任を発表しました。

突然の辞任の理由が「女子行員への不適切行為を制止できなかった」という謎の理由なんです。いろいろ謎だらけなこの引責辞任について前回調べたのですが、詳細の部分が発表されておらずモヤモヤが残ってしまいました。

こちらが前回の記事になります。
百十四銀行の不適切行為の具体的な内容は?枕営業やセクハラは日常的か?

しかしながら調査を進めるなかで、今回の突然の辞任がある情報誌のスクープ報道がきっかけだったのではないかということがわかりました。

そのスクープ内容について迫ってみます。

早速行ってみましょう。

ZAITENの報道

今回の百十四銀行の代表取締役会長の渡辺智樹の突然の辞任について、セクハラだと断言するツィートが目に付きました。

こちらです。

セクハラ事件と言い切ったこのツィートですが、このときはまだZAITEN12月号の内容を確認できなかったのですが、その内容がわかってきました。

こちらです。


出典:http://www.nikaidou.com/archives/106771

3ページにわたる記事なのですが、この記事の内容で若干ですが事件の内容がわかってきました。

・百十四銀行と取引先首脳陣との会食。

・百十四銀行側は代表取締役会長の渡辺智樹ともうひとりの役員が出席。

・その会食の場に呼ばれたのが20代の女子行員だった

ということです。

女性行員というのが20代の女性だったというのが新しい事実ですかね。

またセクハラ内容ですが、ZAITENでも詳細はふせられていましたが

セクハラの範疇を超えた被害

だったということです。

セクハラの範疇を超えた

というのは、もう暴行やわいせつ行為というものではないかと想像してしまいます。

セクハラですら事件性があるのではないかと思われるフシがあるのにも関わらず、その範疇を超えた行為があったとするならば、これはもう言語道断ですよね。

いくら酒の席とはいえ、ありえない話です。

内容をすぐにでも公表し、相手側の企業名や出席者を公表すべきではないでしょうか?

現場にいたもうひとりの役員も判明

そのセクハラ現場には代表取締役会長の渡辺智樹以外にもうひとりの役員が出席していたということですが、この役員は現今治支店長だそうです。

今治支店長ということがわかれば、すぐに名前まで特定されてしまうのが今の情報化社会ですよね。

ここには一部しか掲載していないが、ZAITENでも出していないところを書いてみよう。「渡辺会長ともう一人の役員」というのは、石川徳尚執行役員。

これも買って読んでいただければわかるが、ZAITEN記事内の「現今治支店長」は石川徳尚のことで、今年2月当時は本店営業部長として、渡辺智樹会長とともにエロ会合に同席。

なお、前任の今治支店長は同人事で、本店営業部長に就任。百十四銀行は懲罰人事なんかやっちゃいねぇ。たすき掛け人事。そもそも、今治支店は今治造船の本拠地なんで1級店舗。懲罰人事なんてなくて、会長がバックれて幕引きを図ったんだろうな。
出典:http://www.nikaidou.com/archives/106771

事件の経緯と辞任までに矛盾

ZAITEN側の主張では今回の辞任はZAITENの報道により急遽処分を発表したのではないかと言われています。

事件の経緯
・2月に問題の会食

・5月に社内で問題となる

・6月に報酬・給与の減額処分

・その後、社外取締役の指摘で調査

・10月29日に会長職の辞任を発表

ZAITEN側では、10月に入り、百十四銀行の広報に事実確認などをおこなっているそうです。

詳細はZAITEN12月号をご覧頂きたいが、小誌は複数への取材を実施した上で10月初旬、百十四側に渡辺会長らが関与したセクハラ行為について質問状を送付、広報CSRグループに回答を求めた。その際、担当者は「コメントすることない」と事実関係の認否を含めて回答を拒否。質問を続ける記者を相手に、しどろもどろになりながらも、最後までノーコメントを貫き通した。
出典:http://www.zaiten.co.jp/blog/2018/10/zaiten12.html

それを受けて、この事件が明るみにでることを防ぐことはできないと考えた百十四銀行が急遽渡辺智樹の会長職を辞任することで幕引きを図ったと言われています。

ついに銀行が記者会見

11月9日に百十四銀行がようやく記者会見を開きました。

セクハラの真相について語られたのでしょうか?

記者会見は、百十四銀行の綾田裕次郎頭取らが高松市の本店でおこないました。

その記者会見では結局詳細はふせられたままでした。

新しい事実としては以下の事実が発表されています。
・セクハラの被害を受けた女性行員は取引とはまったくの無関係で「場を和らげるため」に参加させられた

それ以上の詳細はなく、行内のガバナンスやコンプライアンスの強化を今後取り組むというような話で終わってしまっています。

「高い地位にある者がこのような事態を起こし、多くの方に迷惑と心配をかけて、まことに申し訳ありません」

そう語る綾田裕次郎頭取ですが、皆が知りたい内容には一切触れることはありませんでした。

最後に

その後の百十四銀行側の動きですが、記者会見を開くことはしましたが、世間の疑問には真摯に向き合っていると言えないような状況ではないかと思います。

前回の記事でも書きましたが、以下のような疑問が今だに不明なままです。

・百十四銀行では日常的に不適切な行為があったのか

・なぜ女性行員が会食の場に呼ばれたのか

・不適切な行為は組織的な問題だったのか

・不適切な行為の具体的な内容は

・取引先というのは具体的にどこか

・2月に問題となる会食があったのに、これほど時間がたっての処分はなぜか

特にこの女性行員への行為が、セクハラの範疇を超えた行為であったのならば、取引先を公表し、わいせつ行為などの事件性があるのであれば然るべき対処をすべきではないかと思います。

そもそも女性行員をその場に呼んだ側も当然問題ですが、実際の行為をおこなった側こそ糾弾されるべきではないかと考えるからです。

皆様は、どうお考えになるでしょうか?

百十四銀行の対応はおかしいと思いませんか?

 

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

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