百十四銀行の会長が突然の辞任を発表しました。時期が時期だけに、スルガ銀行と同じような不適切融資が明るみにでたのかと驚きました。
スルガ銀行が行っていた行為は、他の地銀でも当然行われている、第二のスルガはどこかというのが騒がれていたのです。
ですが今回の百十四銀行の会長の引責辞任の原因は、不適切は不適切でも「女子行員への不適切行為を制止できなかった」という謎の理由なんです。いろいろ謎だらけなこの引責辞任について調べてみました。
早速行ってみましょう。
報道内容
まずはこちらの報道内容です。
百十四銀行(高松市)は29日、取引先との会食に同席した女性行員が、取引先から不適切な行為を受けたことを巡り、責任を取るとして、代表取締役会長の渡辺智樹氏(66)が今月末で退任すると発表した。11月1日付で相談役に就く。
同行によると、渡辺会長と執行役員、女性行員が参加して今年2月に開かれた取引先との会食で、女性行員が取引先から不適切な行為を受けたにもかかわらず制止できなかった。同行は「個人の特定につながる」として詳細を明らかにしていない。
5月に問題が発覚し、同行は6月、会長と執行役員に対し報酬と賞与を減額する処分をした。しかし社外取締役から調査の徹底を求める声が上がり、弁護士らが調べた結果、不適切行為を制止できなかったことに加え、女性行員同席の会食を設けたこと自体が問題と指摘された。渡辺会長は今月28日に辞任を申し入れたという。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000088-mai-soci
ちなみに百十四銀行は「ひゃくじゅうしぎんこう」と読みます。
今年の2月に百十四銀行と取引先で会食。
その出席者が会長と執行役員と女子行員の3名。
相手がどこの誰かは不明。
その会食の場で
不適切な行為
があった。
そして、その行為を会長と執行役員が制止しなかった。
ということです。
なに?なにがあったの?不適切な行為って具体的にどんな内容なのか?
不適切な行為の具体的な内容は
報道にあった「不適切な行為」ってなんなのか気になりますよね。
あるニュースでは「セクハラ」ではないかと書かれていましたが、会長が突然辞任してしまうレベルというのはどのような内容なのでしょう。
よくドラマでは会食した部屋の隣に布団が敷いてあり、
「わかってるよね」
「いや、やめてください」
「銀行との取引をやめてもいいんだよ」
以下略
みたいなシーンを見たことがありますが、あれに近いやつでしょうか?
ネットではもっとすごい妄想がたくさんありました。
単純なセクハラではなく、枕営業させられたんじゃないか
百十四銀行は風俗営業許可も
108手銀行に名前を変えろ
などなど。
なぜ不適切な行為が明るみに
しかしこういった行為があったとしても、普通は女性行員側が泣き寝入りするパターンが多いと思います。
きっとこれがはじめてのことではなく、過去にも被害に合われた女性行員が多くいるのではないでしょうか?
そう考えると今回の事件は氷山の一角で、早期の幕引きを図るために引責辞任をしたとも考えられますよね。
いまスルガ銀行の問題で地銀は金融庁に目をつけられているという話もあります。
多すぎる地銀を再編させたいと考える金融庁が介入したがっているらしいのです。
もしかすると女性行員はそういった背景を利用して、事件が明るみに出るように働きかけたのかも知れませんね。
そのために音声の録音(盗聴)を行ったり、隠しカメラで映像を残しておいたり頑張ったのかもしれません。
以前、財務省トップの福田事務次官がテレビ朝日の記者にセクハラを行った問題が明るみに出たのも盗聴した録音テープがきっかけでした。
これも社内の調査では一旦セクハラ事案としては扱ってくれずに、文春かなにかに報道してもらったんじゃなかったでしょうか?
福田事務次官セクハラの記者の名前判明で録音テープ全部公開、問題点を再度整理まとめ。
問題点のポイントは
今回の百十四銀行の会長の引責辞任の問題はいろいろあると思いますが、会長の引責辞任だけで幕引きにしてはダメな気がします。
・百十四銀行では日常的に不適切な行為があったのか
・なぜ女性行員が会食の場に呼ばれたのか
・不適切な行為は組織的な問題だったのか
・不適切な行為の具体的な内容は
・取引先というのは具体的にどこか
・2月に問題となる会食があったのに、これほど時間がたっての処分はなぜか
このあたりを百十四銀行はしっかりと説明する責任があるように思います。
こういった不明点を残したまま問題の幕引きを図ろうとしているように思える突然の処分ですので、記者会見などを行い具体的な内容を発表してほしいと世間の皆さんは思っているのではないでしょうか?
最後に
不適切な行為と言われて、内容をもっと具体的に教えてほしいと思ったのですが、全く情報がなかったです。
百十四銀行側からは個人の特定につながるためにこれ以上の詳細な情報は出さないようです。
ネットを調べましたが、確かにこれ以上の話は見つかりません。
他の情報誌(新潮や文春)がすぐに具体的な内容を報道してくれるんじゃないかと思うので、それを待ちたいと思います。
その後の調査で、今回の辞任騒動がZAITEN12月号のスクープがきっかけという情報がありました。
香川県のトップ地銀、#百十四銀行 の #渡辺智樹 会長が引責辞任を発表しました。
宴席で取引先による女性行員への不適切行為を防げなかったことが理由ですが、11月1日発売の小誌「ZAITEN」12月号で、同セクハラ事件を詳報しています。
10月の小誌取材を受けての辞任であることは明白です。— ZAITEN (@ZAITEN_guerilla) 2018年10月30日
このZAITENという情報誌がきっかけになったということです。
こちらに続報としてまとめています。
百十四銀行の不適切な行為の具体的な内容やセクハラの詳細についての続報【百十四銀行セクハラ事件】
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
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