世界各国で猛威をふるう新型コロナウィルスですが、日本でもじわじわと感染者数が増えてきています。
また政府や厚労省の対応も後手後手になっていますね。

そんななか、神戸大学の医学研究科感染症内科の教授である岩田健太郎さんという方が、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の中がひどい状況であることを告発しています.しています。

岩田健太郎先生は、感染症のプロとして今までにもアフリカのエボラ出血熱や中国で発生したSARSの対策にも従事していた経験のある感染症に関するプロ中のプロとして有名な方なんです。

そんな岩田健太郎先生が告発している内容をまとめました。

あのダイヤモンド・プリンセス内ではまともな管理ができていない状況だったんです。

 

早速行ってみましょう。

岩田健太郎のプロフィールと経歴


出典:https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/640130/

国籍 日本
生年月日 1971年
年齢 49歳
出身地 島根県
最終学歴 島根医科大学

岩田健太郎先生は感染症の専門家として、活躍をされています。
医療に従事する傍らで執筆活動もさかんにされていて、特に非科学的なトンデモな人たちを啓蒙するようなことに熱心な先生だったりします。

一定数いるんですが、予防接種やワクチンを子供に打たせない親達。

こういった親たちにそれは虐待だぞと、ワクチンは怖くないということを科学的な根拠をもとに警告をし続けていますね。

あと日本だけで非常に接種率が低い、子宮頸がんワクチンの問題。

これは世界的にWHOもワクチン接種を推奨しているのにも関わらず、ワクチンを摂取したあとに副作用がでたという騒ぎが日本で起こってしまい、それをメディアが取り上げてしまったため先進国の中でもかなり摂取する人が少ないという危機的状況になっている問題です。

「毎年約三千人が子宮頸(けい)がんで亡くなっている。十年で三万人。すごい数の命ですよね」。四月下旬、神戸大の研究室。ワクチンに関する著作がある感染症医の岩田健太郎教授は、猛烈に怒っていた。「不作為による被害は大きいですよ」

 不作為とは積極的な行動を取らないこと。岩田教授が「不作為」と非難するのは、子宮頸がんの原因、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンを巡る国の対応だ。がんの予防効果があるとして公費で助成する定期接種とする一方、積極的に接種を呼び掛ける勧奨は控える-。こうした分かりにくさが、接種率を1%未満にまで落ち込ませたと訴える。

 二〇一三年四月に定期接種化されたHPVワクチンは、二カ月余りで勧奨が中止された。背景にはマスコミの報道やインターネット情報などを基に高まったワクチンへの不信感がある。

 当時、盛んに報じられたのは、接種後の体調不良、いわゆる副反応に苦しむ女性たちの声だ。全身の痛みや脱力感などの神経症状を訴えて国などに損害賠償を求める裁判の原告は、全国で百三十人を超える。しかし、岩田教授は感染症の専門医として「予防のためには、HPVワクチンを打つべきだ」と断言する。

出典:https://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/fusegou/CK2019111902000224.html

感染症のプロとして、また科学的根拠のない対策というものと戦う医師として日夜活躍しているのが岩田健太郎先生なんです。

そんな岩田健太郎先生が、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の中で何を見たのでしょうか?

ダイヤモンド・プリンセスの中で起きていること

まずはこちらの動画をご覧下さい。

この動画が2月18日にアップされたのですが、どんどん拡散が進んでいる状況です。

動画が見れない方のために内容を抜粋します。

岩田健太郎先生は、感染者が増え続けるダイヤモンド・プリンセス号の報道を危機的に感じていて、なんとか手伝えないかと考えていたそうです。

そしていろいろなつてを頼り、なんとか中に入ることができたのですが、その結果、なんと

一日で追い出されてしまったんです。

経緯を追うとこういう経緯になります。

まず最初は岩田健太郎先生は

環境感染学会

の一員として正式にクルーズ船への乗船を試みたそうです。

ですが2/17に厚労省のとある人から連絡があり環境感染学会として入ることはNG、災害対策の関係者ということであればというようなオファーだったようです。

どんな形であれ、船内に入れるのであれば良いと考えた岩田健太郎先生は了承されます。

ですが、また直前になって厚労省のとある人から連絡があります。

岩田健太郎さんが乗船することに反対している人がいるという連絡だったようです。

こんな危機的な状況で、専門家の助けがあって困ることなんてないと思うんですが、どうしてなんでしょうね?

ですが、厚労省のとある人が手を回してくれたみたいで、

DMATの一員として入ることならOKとなります。

DMATというのは災害派遣医療チーム(さいがいはけんいりょうチーム)のことです。

災害派遣医療チーム(さいがいはけんいりょうチーム)というのは、医師、看護師、救急救命士などで構成された医療チームで、地域の救急医療体制では対応出来ないほどの大規模災害や事故などに対応するために組織されるそうです。
DMATはDisaster Medical Assistance Team の略になります。

兎にも角にも、ようやく岩田健太郎先生が船内に入ることができたわけです。

そしてDMATの一員として入るということなので、DMATのチーフドクターと話をしたところ、そのチーフドクターは

感染の仕事をするべきだ

と指示をしてくれたんだそうです。
それはそうですよね、感染症対策のプロなわけですから、岩田健太郎先生にそのあたりきっちり仕切ってもらうべきです。

そして岩田健太郎先生が現場の問題点を確認していったところひどい状況だとわかったそうです。

20年以上感染症に関する仕事をしていた岩田健太郎先生が見た中でも最悪の状況だと。

エボラやSARSなどいろいろな感染症と戦ってきた中で、いままで自分が仕事をしていて感染を受ける恐怖は感じなかったのに、今回はヤバい、このままだと自分も感染するなという恐怖を感じたそうですよ。

感染症対策のプロが、感染の危険を感じるような状況って。。。

ダイヤモンド・プリンセスは最悪の状況だった

どういう状況だったのかというと、岩田健太郎先生曰く、感染症対策の基本中の基本は、

・レッドゾーンとグリーンゾーンをきちっと分ける

・レッドゾーンでは防護服をきちっとつける

・それ以外ではつけない

それが鉄則なんだそうです。

つまりレッドゾーンを特定し、レッドゾーン以外に感染源となるウィルスが入り込まないようにするということです。

ですが、ダイヤモンド・プリンセスはゾーンがぐちゃぐちゃでどこにウィルスがいるのかさっぱりわからない状態だったそうです。

岩田健太郎先生も動画で語っていますが

・感染症のプロとして怖いと感じる状態

・安全と安全じゃないところの区別がちゃんとできていないとどんな対策しても意味がない

という状況が、現在のダイヤモンド・プリンセス号の内部ということでした。

現場を仕切っているのは厚労省の役人だった

しかしなぜそんな状況になってしまったのでしょうか?

なんと驚くべきことに、ダイヤモンド・プリンセス号には

そもそも常駐している感染症のプロがいない

んだそうですよ!!

ありえますか?そんな状況が!!!!

現場で指揮しているのは、プロでもなんでもない素人の厚労省の役人だそうです。。。

しかもそこに対して岩田健太郎先生が進言しても厚労省の人が聞いてくれないんだそうです。。。

その結果、船を降りろという話になってしまったそうです。。。

感染症のプロをおろして、素人の役人が船内に残るって逆でしょう!!!

一体なにをやっているのでしょう!!

クルーズ船にのることに尽力してくれた別の厚労省の人に電話でこんな状況で降りろって言われてしまったんだが、本当によいのか?

検疫のプロがいなくなったらますます悪い方向に進んでしまうぞという話をしたということですが、その方からも船を降りたほうがいいという話がでてしまったようですね。

驚きましたよね。

最後に

これだけ毎日大騒ぎになっていて、しかも日本人以外に海外の人もたくさんいるクルーズ船の中で対応にあたっているのが、感染症の専門家ではなく、厚労省の役人だったって。。。

これ世界に発信されたらただ事じゃ済まないんじゃないかと思いますが。。。。

と思ったら、岩田健太郎先生、さきほどの動画の英語版もアップしているみたいですwww

厚労省の役人、無事左遷が決定ですねwww

しかし専門家が入って、ちゃんとリーダーシップをとってやっているのかと思ったら、そうではなかったというお粗末な状況だったとは。

しかも専門家の意見を聞き入れようとしないという状況って、本気で新型コロナウィルスを封じ込める気があるんですかね???

これはもう日本人全員コロナウィルスにかかる覚悟はもうしておいたほうが良いかもしれないですね。。。

 

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

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