わずか11歳の少年、福地啓介くんがオセロの世界大会で見事優勝というニュースを目にしました。
日本はオセロ発祥の国ということもあり世界的にも日本はオセロが強い国なんですね。
おなじく女子の部も菅原美紗五段が2連覇達成、団体戦も14年連続で日本が優勝しているそうですよ。
すごいな、日本と思って調べていたところ、なんと優勝した福地啓介くんが乗った飛行機の機長がお祝いのスピーチを機内でしたそうなのですが、そのスピーチの内容がすごいことになっていると話題になっていました。
早速行ってみましょう。
Contents(目次)
福地啓介のオセロ優勝について
まずは福地啓介くんの優勝を伝えるこのニュース。
世界の30の国の地域と90人のオセロプレイヤーが参加した「第42回世界オセロ選手権」で、11歳の初出場、福地啓介六段が無差別部門、ユース部門で優勝しました。また11歳128日での優勝は、これまでの記録を4年縮める快挙で、最年少優勝記録更新となりました。
10月9日から12日にチェコのプラハで開催された「第42回世界オセロ選手権」。小学5年生の福地六段は8月に開催された小学生グランプリで優勝したことから世界選手権への切符を手にし、決勝では第40回大会で優勝を収めたタイのPiyanat Aunchuleeさんと対戦しました。
各持ち時間が40分と世界戦の中でも最長となる決勝。Piyanatさんは早打ちが得意な選手で、序盤から多くの石を取りつつもときおり熟考する様子が見られます。一方先読み能力が高いと言われる福地六段は冷静に盤面を検討しながらPiyanat選手の石の周囲を囲っていくスタイル。焦る素振りもなく非常に落ち着いた様子です。
終盤時点でも数では石のPiyanatさんが上回っていましたが、最後の最後で福地六段が逆転の一手を放つと、試合終了時点での石は福地六段が34、Piyanatさんが30となり、4つの差をつけて無差別部門での優勝を決めました。
優勝について福地六段は「今はうれしいっていうことしかないです」とコメント。うれしい気持ちを誰に伝えたいか聞かれると「世界中の人に伝えたいです」と話し、「Piyanatはとても強い選手ということは分かっていたし、研究はしていたけれども、やっぱり勝ててうれしかったです」とはにかみました。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000020-it_nlab-soci
子供の大会ではなく、大人の大会で優勝したんですね。
オセロ界の藤井聡太とも呼ばれているそうですよ。
今後も活躍しそうですし、写真を見ると本当に利発そうな子供ですね。
機長のスピーチ
その福地啓介くんが乗る帰りの飛行機。
オセロ世界大会で優勝した最年少の福地啓介くんが乗っているということで、機長がお祝いの言葉を機内放送で呼びかけます。
その模様がこちらです。
帰国便、谷田機長のサプライズスピーチ!このあと客席は暖かい拍手に包まれました(*´-`) pic.twitter.com/HgFclbmsGW
— じゃんぷ (@jump1022) 2018年10月15日
「離陸まで5分少々でございます。
本日10時間40分ほどで成田空港までまいります。
えーなお少々お時間をいただきまして、この飛行機につきまして、
第42回世界オセロ選手権、ボードゲームのオセロでございますが、チェコのプラハで開催されました。
本日その世界チャンピオンがこの飛行機をご利用いただいております。
今回のチャンピオン、最年少記録11歳という快挙でございます。
この話をお客様ともシェアしたく、少々お時間をいただきました。」
と機長が離陸前の挨拶とともに今回のオセロ世界大会で優勝した福地啓介くんのネタを紹介します。
最年少記録更新ということもあり、それはちょっと挨拶のネタに使うよねーと思って聞いていたところ、この話が意外な展開を見せるんです。
続けて話を進める機長。
「実を申しますと以前の記録は私自身が1982年に打ち立てた15歳という記録。」
ええええええ!!!!
な、なんだって!!
機長が福地啓介くんの前の最年少のオセロ優勝記録保持者だったって!!
なんという偶然なんでしょう。
調べてみたところこの人のようですね。
谷田 邦彦(たにだ くにひこ、1967年1月25日 – )
日本のオセロ選手、航空機操縦士。
高校時代の1982年にオセロ日本チャンピオン、さらに当時史上最年少となる15歳で同世界チャンピオンとなり、1984年度には全日本準優勝。大学在学中にオセロの入門書を2冊著す。一時期オセロからは退いていたが、2000年代に入ってから Yahoo! ゲームなどで再びオセロを打つようになる。愛媛県松山市生まれ。
松山市立番町小学校、学習院中等科、学習院高等科、学習院大学経済学部卒業。
大学卒業後は全日本空輸に入り、ボーイング767の機長を経てボーイング787の機長、日本乗員組合連絡会議委員。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6
現在、全日空(ANA)の機長をされているそうですね。
その谷田さんが機長を務める飛行機にたまたまオセロの最年少優勝記録を更新した人が乗るなんて本人も驚いたでしょうね。
機長のスピーチの続きはこちらです。
「今回大幅な記録更新でございます。
大変な快挙でございます。
また女子世界チャンピオンにもご搭乗いただいております。
なお団体戦日本は14年連続の優勝ということでオセロの世界では日本は大変有名でございます。合わせてご紹介いたします。
お時間をいただきまして、大変ご清聴ありがとうございます。
まもなく離陸となります。お座席のベルトをお確かめください。
ありがとうございます。」
たまたま同乗されていた方が録画をしていた映像がtwitterにアップされていましたが、このスピーチのあと機内は拍手で包まれたとコメントにあります。
こんな偶然にめぐりあうなんて、皆さん相当驚かれたでしょうね。
こちら福地啓介くんと一緒に撮影する谷田さん。
成田空港で、オセロ世界チャンプ、女子チャンプ、団体戦優勝メンバー含めて記念写真を撮り、第42回オセロ世界選手権の全てが終わりました。
報道各社様、関係各位、ANAの皆様本当にありがとうございました。#オセロ #世界大会 #othello pic.twitter.com/t4ezv1GscA
— Hiroyoshi Kudo (@Hiroyoshi_Kudo) 2018年10月15日
谷田さんはオセロ界ではかなり有名な方なようですね。
オセロに関して著書もあります。
最後に
オセロ世界大会で最年少優勝記録を更新した福地啓介くんが乗るANAの飛行機に、元オセロ世界チャンピオンで最年少優勝の記録を持っていた機長が偶然乗り合わせたという話でした。
皆さんはこんな偶然に巡り合ったことはありますか?
そもそも世界大会で優勝するなんてことが普通の人にはないことですからね。そして最年少記録を更新するなんてこともないですよね。
そして帰りの飛行機に乗ったら、その機長がその前の記録保持者だったとか本当にどれだけ低い確率なんでしょうね。
オセロのように競技人口が少なそうな世界なので、本当に奇跡だと思いますね。
きっと、このあとアンビリバボーとかその手の番組で紹介されることになるでしょうね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
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