新型のコロナウィルスによる肺炎患者が中国で大量に発生しているようですが、ついに日本人でも1月16日に感染者が確認されたそうです。

このコロナウィルスですが一体どういう症状を引き起こすのか、感染源はなにか?予防法はあるのか?

これから受験シーズンを迎えるるということもあり、相当気になる話題ですよね。
ネットに散らばる情報を全力で集めてみたいと思います。

 

早速行ってみましょう。

コロナウィルスとは

まずは簡単にコロナウィルスについて調べてみました。


出典:国立感染症研究所

電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形で、表面には突起が見られる。

形態が王冠“crown”に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する“corona”という名前が付けられた。

ウイルス学的には、ニドウイルス目・コロナウイルス亜科・コロナウイルス科に分類される。

脂質二重膜のエンベロープの中にNucleocapsid(N)蛋白に巻きついたプラス鎖の一本鎖RNAのゲノムがあり、エンベロープ表面にはSpike(S)蛋白、Envelope(E)蛋白、Membrane(M)蛋白が配置されている(図1)。

ウイルスゲノムの大きさはRNAウイルスの中では最大サイズの30kbである。

遺伝学的特徴からα、β、γ、δのグループに分類される。

HCoV-229EとHCoV-NL63はαコロナウイルスに、MERS-CoV、SARS-CoV、HCoV-OC43、HCoV-HKU1はβコロナウイルスに分類されている。

出典:国立感染症研究所

コロナウィルスのコロナは王冠のcoronaということで、コロナビールのコロナと同じようですね。

もともとコロナウィルスというのは、いわゆる

風邪

と診断される病気を引き起こすウィルスなんだそうです。

ヒトに日常的に感染する4種類のコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)は、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1である。

風邪の10~15%(流行期35%)はこれら4種のコロナウイルスを原因とする。

冬季に流行のピークが見られ、ほとんどの子供は6歳までに感染を経験する。

多くの感染者は軽症だが、高熱を引き起こすこともある。

HCoV-229E、HCoV-OC43が最初に発見されたのは1960年代であり、HCoV-NL63とHCoV-HKU1は2000年代に入って新たに発見された。

出典:国立感染症研究所

ほとんどは軽症なようですが、今回のコロナウィルスは一体どういう症状を引き起こすものなのでしょうか?

新型のコロナウィルスが検出

今回、中国を発信源にその患者数が増えている新型のコロナウィルスによる肺炎ですが、すでに41人が発症し、1名が死亡しているそうです。

死亡しているのは61歳の男性で、肝疾患と悪性疾患の持病のある方だそうです。

WHO=世界保健機関は14日、中国の武漢市で発生しているウイルス性肺炎について、新型のコロナウイルスが検出されたと認定しました。

 WHOによりますと、中国当局から提供されたウイルスの遺伝子情報を解析した結果、新型のコロナウイルスであることが確認できたということです。その上で、SARS(サーズ)やMERS(マーズ)を引き起こすコロナウイルスと多くの共通点があると指摘。新型ウイルスがどこからきて、どのように人に感染するのかは調査中だが、現時点で人から人への感染は確認されていないとしています。

 今回の肺炎は、これまでに武漢市で41人が発症し1人が死亡、13日には、タイを訪れた武漢市の女性も感染していたことが確認されていて、WHOは、今後の状況によっては速やかに緊急委員会を招集する可能性があるとしています。

出典:TBS NEWS

新型のコロナウィルスの症状は?怖い病気なのか?

かなりニュースになっているので、非常に怖い病気なのではと考える方も多いと思いますが、調べてみたところ重症化する割合はかなり低いようです。

41の症例で1名の死亡と考えると、致命率は2%程度になります。

新型コロナウイルスの重症度

SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)の重症度と比べるとかなり低い印象です。

SARS、MERSの致命率はそれぞれ9.6%、34.4%です。

今から死亡者が増えてここまでの致命率になる可能性は高くはないでしょう。

出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200116-00159079/

以前流行したSARSやMERSのときに比べ、重篤率が低そうですので、健常者の方が大騒ぎするほどではないのかもしれません。

ただ当然、健常者の方にとっては軽度の症状でも、すでに既往症のある方や体力ない老人や赤ちゃんなどに感染したらと考えるとそれはやはり怖い病気という意識はまだ持っておいたほうがいいかもしれません。

新型のコロナウィルスの感染源は?

新型のコロナウィルスの感染源についても調べてみました。

今回の中国での患者は中国の武漢市というところに限定がされています。

そのため発生源は武漢市にある何か?であることは間違いないようです。

ただ正確な発生源はまだ突き止められていないそうです。

しかしながら、患者の多くが武漢市にある海鮮市場に出入りしていたということで、この海鮮市場になんらかの原因があるのではないかと疑われている状況です。

この海鮮市場はすでに閉鎖されているので、これ以上の拡大はないのではないかという見方もあり、中国では1月3日以降は新しい患者は出てきていないそうです。

新型のコロナウィルスの予防法は?

発生源が中国の武漢市であり、海鮮市場は閉鎖されているということですが、インフルエンザのように人から人へと感染するのかどうか気になります。

これについては、現状人から人へ感染しているような、していないような状況です。

以下のような事実があるそうです。

■人から人へ感染してそうな話

・海鮮市場に働いていた夫がコロナウィルスに感染、その後、海鮮市場に接触のない妻も感染

・日本で発見された感染者は海鮮市場には出入りしていなかったが、肺炎患者との接触があった

■人から人へ感染してなさそうな話
・タイで感染がわかった人と接触があった182名が経過観察されているが現状新しい患者は出ていない

・中国では763名患者と接触があったとして経過観察されているが450名が感染なし、313名が引き続き観察中であるが新しい患者は出ていない

これらの話を総合すると、いまのところどっちとも言えないという感じでしょうか?

人から人へ感染するかも知れないけど、感染率が非常に低いという可能性もあるかもしれません。

現状、感染経路が不明ではあるため予防方法も明確ではないです。

ただコロナウィルスはそもそも一般的な風邪ですので、手洗い、うがいやマスクなどをしっかりするということは一定の効果はあるのではないかと思われます。当然、他のインフルエンザや風邪の予防にもなりますので。

しっかりと

手洗い

うがい

マスク

を忘れずにしましょう!

最後に

今回、報道が過熱気味の新型のコロナウィルスについて調べてみました。

結果から言うと、ちょっと報道が加熱しすぎ、煽りすぎという感じもありますが、受験シーズン真っ只中ということもあり神経質にならざるを得ないという状況でしょう。

ただ重篤化する率や死亡する率はかなり低いようですので、必要以上に怖がる必要はなさそうですが、他のインフルエンザや風邪の予防と同様に

手洗い

うがい

マスク

をしっかりすることがこの時期は必要だと思います。

気になる方はぜひ実践してほしいですし、それほど怖がる必要はないよということを周りの方にも知らせてあげてほしいです。

2月26日、記事を追加しました。
コロナの疑いがあっても検査をしてくれない理由。政府の陰謀ではなく医療崩壊を防ぎ大事な命を守るため

2月4日、記事を追加しました。

現在も猛威をふるう新型コロナウィルスですが、予防のためのマスクが全く入手できなくなってしまいました。

そんな状況をまとめています。メルカリでは100均のマスクが1000円以上で売られているみたいですよ。

マスクの転売に批判殺到。新型コロナウィルスにはマスクは効かない?マスクなしでも大丈夫?

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

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