プロ棋士の今泉健司さんがNHKの逆転人生で特集されます。
最近の将棋界の話題というとやはり藤井聡太7段の圧倒的な若さと強さですよね。わずか中学2年生で4段昇進、最長連勝である29連勝、朝日杯で優勝と。
ですが今泉健司さんはプロ棋士になったのが41歳という異例の遅さで、実はこちらもある意味注目の的だったんですね。
そんな今泉健司さんの逆転につぐ逆転の人生というのが本当に興味があります。
なんと過去に何度もプロ棋士になるチャンスがあったのに、そのチャンスにことごとく負け続けたんだそうです。
どんな人生なのか気になりますよね。波乱万丈な今泉健司さんが結婚しているのかについても調べてみます。
早速行ってみましょう。
今泉健司のプロフィール
出典:https://matome.naver.jp/
名前:今泉健司(いまいずみけんじ)
生年月日 1973年7月3日(45歳)
プロ入り年月日 2015年4月1日(41歳)
棋士番号 299
出身地 広島県福山市
師匠 桐谷広人七段
段位 四段
今泉健司さんですが、現在45歳。
1973年生まれというと、団塊ジュニアの世代で子供の頃は一番競争が激しかった時代ですよね。
有名人でいうと
・深津絵里
・りょう
・田村英里子
なんかも1973年生まれですね。
浮気騒動で問題になった大塚愛の元旦那、RIPSLYMEのSUもちなみに1973年生まれでしたね。
大塚愛の現在は離婚してさくらんぼが嫌い。原因は元旦那のSUの浮気で絵本作家としても活動中。
そんな団塊ジュニアの今泉健司さんですが、生まれは広島。
知らなかったのですが、広島は結構将棋がさかんな地域らしいです。
広島将棋センターというのがあって、有名な棋士の方がそこに通っていたそうですよ。
あの伝説の村山聖九段(故人)も広島将棋センター出身だそうです。
17歳でプロ棋士になりガンのため29歳で早逝した村山聖さん。その激しい将棋への想いや闘争心あふれる戦いで東の羽生、西の村山とまで言われた人で、「聖の青春」「月下の棋士」「八月のライオン」などの将棋を舞台にした小説や漫画などで村山さんをモチーフにした人物がよく登場します。
そんな広島県の出身の今泉健司さん。残念ながら村山さんとの対戦成績はなかったようですね。
結婚は?
今泉健司さんですが、現在45歳ですが、結婚はされていないようです。
確かな情報はないのですが、twitterなどにも特にそのような話題はないのと、結婚指輪をしていないという状況証拠のみなのですが。
ただ41歳まで苦労をしてきてプロになったということなので、恋愛や結婚というようなことがなかった可能性もありますし、影で支えた彼女や妻がいても不思議ではないと思いますよね。
実際のところはどうなんでしょう?
現在の年収は?
プロ棋士の年収はどれくらいなのでしょうか?
先日女流棋士を引退した竹俣紅さんについて調べてみたのですが、そのときプロ棋士の年収がかなり厳しい世界だということを知りました。
竹俣紅が彼氏や性格、将棋の年収がワロタ!美人なのは家系!?【可愛すぎる女流棋士】
棋士の年収は一般に、対局料や賞金収入ががその収入になります。
そして年収が1,000万円を超えるのは、将棋界で約10%といわれているそうです。
つまり、ほとんどの棋士は、年間1,000万円以下です。
そのため平均的な収入は300〜400万円といわれています。
つまり今泉健司さんの年収もおそらく300万から400万円くらいなのではないでしょうか?
ちなみに竹俣紅さんがいた女流棋士の世界では、もっと年収が低く、過去には将棋での年収が数十万円だったという発言もあったほどです。
だから竹俣紅さんは引退を決意したのかもしれないですね。
今泉健司さんのプロ入りまで
将棋のプロになるには、普通は奨励会というのに入り、4段に昇段する必要があります。
プロとは違いアマ4段というのもありますが、それとはまた別の段位となっているようです。
この4段になるには3段のメンバーの中でリーグ戦をおこない、成績が上位になっていくと4段になれるという仕組みなんですね。
その奨励会の3段リーグに今泉健司さんが入ったのが1994年です。
ですが1999年に4段に上がることができずに奨励会を退会しています。
このとき26歳ですので、通常なら年齢的にもプロ棋士の道を諦め、別の生き方を探すのが普通なようです。
今泉健司さんも退会後、通信制高校に通います。
そして日本レストランシステムの正社員になり働きはじめます。
しかし今泉健司さんですが将棋の道を諦めることが出来ず、アマチュアの大会に出場するなどして実力をアピールしていきます。
以下のような結果を出したのです。
2001年 全国アマチュア将棋レーティング選手権優勝、グランドチャンピオン戦優勝
2002年 アマチュア竜王準優勝
2003年 第16期竜王戦ランキング戦6組でプロ棋士3人を破り、ベスト8進出
2005年 アマチュア竜王準優勝
2006年 アマチュア竜王、アマチュア王将、平成最強戦優勝
その実力が認められたこともあり、2007年に行われた奨励会三段リーグ編入試験に見事合格し、再度奨励会三段リーグに参加することができるようになったのです。
しかしながら2009年に成績が振るわず再度奨励会を退会することになります。
その後は証券会社に勤めたり、地元福山市で介護職として働くなどしています。
ですが、3度目のチャンスが今泉健司さんの前に現れます。
奨励会を退会したあとも、アマチュアの大会に出続けた今泉健司さんですが、2014年にはアマタイトル大三冠(アマ竜王戦、アマ名人戦、朝日アマ名人戦)を獲得します。
プロ棋士との対局も何度も制したことで、プロ編入試験を受験する資格を手に入れます。
2006年にこのプロ編入試験という制度ができてこの制度を利用する第一号が実は今泉健司さんでした。
つまりこの条件をクリアして、受験する資格を手に入れることがどんなに難しいかということです。
受験資格はプロ公式棋戦にアマチュア枠や女流枠から出場し、最も良いところから見て10勝以上、かつその間の勝率が6割5分以上の成績をおさめることです。
そしてプロ編入試験の内容は、四段のプロ棋士五人と対局して勝ち越し、つまり3勝をあげることです。
資格も厳しければ合格の条件も超厳しいですね。
そして2014年の9月から始まったプロ編入試験での対局ですが、
第1局は、対戦相手は宮本広志四段に140手で勝利
第2局は、対戦相手は星野良生四段に145手で勝利
第3局は、三枚堂達也四段に139手で敗退
第4局は、石井健太郎四段と指し、105手で勝利
3勝1敗で見事プロ編入試験を合格したのでした。
藤井聡太にも勝利
遅咲きルーキーの今泉健司さんですが、実は中学生ルーキーの藤井聡太さんとも対局しているんです。
2018年におこなわれたNHK杯将棋トーナメントの1回戦です。
予想ではやはり若き天才、藤井聡太の勝利が圧倒的でした。
実際に盤上でも藤井聡太が圧倒し、あと一歩で今泉健司さんの負けというところまで追い詰められます。
ですが、そこから粘りに粘った今泉健司さん。
なんと奇跡の大逆転をおこし、見事勝利したのです。
それはまるで何度もプロ棋士になりたいと努力し、ことごとく失敗し、それでも諦めきれずに最後までプロ棋士への夢を捨てずに努力を続けた今泉健司さんの生き様そのものだと当時は大きな話題になっていました。
最後に
将棋界のオールドルーキー、今泉健司さんのプロ棋士へのストーリーを調査してみましたが。
ちょっと励みになる感じのストーリー、エピソードですよね。
村山聖さんが小説や漫画のモチーフになったように、今泉健司さんのエピソードも相当面白いので、今後小説などにならないかなぁと思います。
その小説のエンディングはやはり若き天才藤井聡太との対局を持ってきてほしいですよね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
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