ディアンヌの問題

まずはディアンヌどうするんだという問題です。

ディアンヌは、巨人族なのです。
設定では身長915cmですよ。

身長 915cm
血液型 O型
誕生日 12月24日
出身地 メガドーザ

舞台ではこの巨人のディアンヌをどう表現するんでしょうか?
マーリン(暴食の罪、魔法使い)の魔法で小さくする設定で舞台を乗り切るんでしょうかね。

でもディアンヌとの切ない恋を描くのであれば、キングの問題はどうするという別の問題が出てきます。

キングの問題

キングは妖精族の王、妖精王です。
このキングは、ディアンヌが大好きで、でも巨人族と妖精族という異族同士での恋、身長差のある恋、そういった恋愛の切なさだったりが重要な物語の横糸だったりするのです。

そしてキングは妖精なので、いつもフワフワ浮いているんですね。
ディアンヌと話をするときも、巨人の顔のところまで飛んでいき、話をするのです。

舞台ではどう表現するんでしょう?
ディアンヌを小さくした設定にしたとして、キングはスタスタ歩いちゃうんでしょうか?

魔法や戦闘シーンの問題

この物語は、魔法が飛び交うファンタジーです。
そのため、様々なシーンで魔法が登場します。

戦闘シーンでもそうです。

たとえばディアンヌは大地を自由自在に操ることが出来ます。
突然大きな山を築いたり、自分の体を鉱物のように固くすることもできます。

そんなシーンをどうやって舞台で見せるのか?

キングの武器は、霊槍シャスティフォルという槍なのですが、これは様々な形に変化をすることができる槍です。
大きくなったり、増えたり、自由自在です。

これは舞台ではどうするのか?そもそもキングはフワフワ飛んでいるんですけどね。

またメダリオスの戦闘では

フルカウンター

という技がすごいのですが、これもどうするんでしょうね。

フルカウンターは相手の攻撃を受け続けると、その攻撃の威力をすべて溜め込んで相手に返すことができるという技です。
相手の技も凄まじいので、そのフルカウンターの威力も凄まじいので、マンガでは街がひとつくらい吹き飛んでしまったりします。

最後に

舞台なんだから、そういう細かいところはしょうがないじゃんという意見もあるかもしれませんが、そういう細かい所の積み重ねで、あの世界観が作られているので、そういったものを無視して作り上げてしまったら、きっと既存のファンからは総スカンでしょうね。
原作がアニメの場合の難しさだと思うのですが、映画化であればCGなどを駆使して実写化も可能だと思うのですが、今回は舞台ですからね。

こういったファンタジーならではの設定や戦闘シーンが舞台では一体どうやって表現するのか、ある意味見ものですよね。
大コケするのか、テニスの王子様のように舞台ならではの表現で、観るものをあっと言わせるものになるのか演出家の腕の見せどころですね。

演出を担当されるのは、毛利亘宏さん。

毛利亘宏さんは仮面ライダーシリーズの脚本を手がけたり、様々な舞台やミュージカルの脚本や演出をされている方だそうです。
wikipediaには
「漫画・ゲーム原作の作品などを手掛ける際は原作ファンを失望させないことを意識している」
という、言葉が書かれていました。

今回七つの大罪の舞台化というかなりの難題だと思いますが、原作ファンの反応がどうなるのか、まずは見守りたいところです。

#8月13日追記 ニコニコ生放送で放送された舞台「七つの大罪」ですごいシーンが流れてネットが騒然としています。
梅澤美波が舞台「七つの大罪」でスカートに顔を入れられて大炎上【動画】
 

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

その他の気になる関連記事は下をスクロールしてね!