都議会議員の平慶翔(たいらけいしょう)議員が都議会議員選挙で前回の板橋区からではなく、千代田区から出馬、国替えと話題になっています。

平慶翔さんといえば女優でサッカー選手の長友佑都選手の妻・平愛梨の実の弟としても有名ですよね。

前回2017年の選挙で突如、都民ファーストの会から出馬し、注目を集めていました。

今回の選挙ではなぜ前回の板橋区からではなく千代田区からの立候補になったのか?

そもそも平慶翔議員はどのような経緯で都民ファーストの会から立候補することになったのか?

などいろいろ気になることが多いので調べてみました。

 

早速行ってみましょう。

平慶翔のプロフィール・経歴

まずは平慶翔議員のプロフィールをご紹介です。

出典:https://twitter.com/tairakeishou

本名 平慶翔(平慶翔)
生年月日 1987年8月6日
年齢 33歳
最終学歴 国士舘大学政経学部経済学科

まだ33歳と若手の議員ですね。

議員になる前は、学生時代に芸能活動もしていました。

あの甘いマスクですもん、芸能界も黙ってないですよね。平愛梨さんもそうですが、平家のDNAうらやましいです。

3年B組金八先生などのドラマに出演されたりしていたそうですが、芸能活動は大学進学のタイミングで引退。

大学は国士舘大学に進学されています。

大学卒業後は一般企業に就職されますが、2013年に自民党の大物政治家である下村博文議員の事務所に入ります。

なぜ突然、大物政治家の事務所に?という疑問がありますが、実は平慶翔さんの実家は関西の建築会社を経営されていて父親はその社長。

かなりのお金持ちなんだとか。

下村議員としても、お金持ちのおぼっちゃまをお断りする理由はないですもんね。

政治ってお金がかかるみたいですから。

その後、平慶翔さんは下村議員の第一公設秘書を務めるまでになります。

すごい出世ですよね。

下村議員も相当信頼を寄せていたのではないでしょうか?

ちなみに下村議員の地盤といえば東京都板橋区。

そう、平慶翔さんが2017年に突如都民ファーストの会から立候補したのも板橋区なんです。

下村議員としては、自分が目をかけて育ててやった人物が、自分の地盤である板橋区から他の政党で出馬するんて、はらわた煮え繰り返るような思いだったでしょうね。

選挙は大接戦

2016年、小池都知事が誕生し、小池百合子フィーバーに沸き、連日ワイドショーも小池都知事を追いかけ回します。

思い出すのは、小池都知事が挨拶に都庁を回っているときに当時都議会議長をされていた川井重勇議員がマスコミから小池都知事との写真撮影をお願いしたところ、それを拒否し、去っていく姿がテレビで流れ、世間から無礼だろ、何様だと大ブーイングを受けたりしていました。

ちなみにこの川井重勇議員は、2017年の選挙で落選。政界を引退することに。。。

また東京都議連を当時牛耳っていたと言われていたのが、都議会のドン内田茂議員ですが、その内田茂議員とのバトルもワイドショーで日夜報道されていました。

内田vs小池

というような構図で報道をされていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか?

マスコミは小池が正義で、自民党都議連が悪者という報道の仕方をしていたこともあり、自民党には当時大逆風が吹いてしまったこともあり、このあと自民党が選挙でことごとく負け続けるという流れになっていきます。

2017年には千代田区の区長選挙があったのですが、現職の石川雅己区長を小池百合子さんが支持したこともあり、これも自民党候補が負けてしまいます。

その後、内田茂議員も2016年の都知事選挙で敗退した責任、2017年の区長選挙の責任を取ると言って、自民党都議連の幹事長を辞任。
2017年の都議会議員選挙には立候補をせず、議員としての活動を終わらせられてしまいます。
その後、自民党党東京都連最高顧問の座についています。

そんな流れの中で迎えた、2017年の都議会議員選挙。

都民ファーストの会から立候補したのが平慶翔議員。

立候補をしたのは板橋区からです。

板橋区の定数は5名。

現職の議員が5名ともそのまま立候補をし、新人候補が5名の10名での選挙となりました。

自民党からは現職議員が2名立候補。

都民ファーストの会からは新人2名が立候補です。

その中の一人が平慶翔さんだったのです。

圧倒的な「誰お前?」感がありますよね。

この若造だれだよ、と。

しかしながらその圧倒的な知名度なさげな状態から、「平愛梨の弟」というパワーワードでその態勢をひっくりかえします。

マスコミもこぞって、あの平愛梨の弟が、あの長友の義理の弟がと報道をしたわけです。

思惑通り、最終的には見事に当選を果たしたのですが、当初はトップ当選かと思われていたのですが、かなり激戦になりました。

結果がこちらです。


出典:http://www.asahi.com/senkyo/togisen/2017/kaihyo/E19.html

36,732票を獲得して3位で当選です。

ちなみに自民党から出馬された2名の方は落選。

都民ファーストの会から立候補している2名は見事当選。

と都民ファーストの会の完全勝利になっています。

この激戦になった理由のひとつが、下村議員による平慶翔さんへの嫌がらせなのではと報道されているある事件があります。

選挙期間中に、下村議員がある疑惑について会見をおこないます。

加計学園から不正な政治献金を受けていたのではないかという疑惑を持たれていたのですが、その釈明会見でした。

そのときに平慶翔さんと名指しはしないものの、事務所のパソコンを不正に持ち出した、事務所のお金を使い込んだというような情報を集まった記者たちに説明をしたのです。

そのときに平慶翔さんが出したと言われる上申書のコピーが配られたそうです。

元第一公設秘書である平慶翔さん。

その平慶翔さんが自分の地盤である板橋区からにっくき都民ファーストの会から立候補。

なんとしても落選させてやりたいという思いがあったのか知りませんが、相当腹が立っていたことは確かではないかと思います。

平慶翔さんはこの上申書の筆跡が自分ではないという筆跡鑑定をするなどして、反撃にでます。

そして応援演説に小池百合子都知事や姉である平愛梨がかけつけるという後方支援もあり、クリーンなイメージを押し通し、見事当選となったわけです。

ではでは今回の選挙はどうなるのか?小池百合子さんが過労で倒れてしまったという情報もあり、応援演説などなさそうですが、大丈夫なのか?

しかも平慶翔議員ですが、なんと今回は板橋区からではなく千代田区に国替えして出馬するんだそうです。

しかしその千代田区にはまた因縁があったので、かなりやばい状況なんです。