インターネットで殺人の依頼を受けた女子高生が実際に殺人事件を起こしてしまうというセンセーショナルな事件がアメリカでありました。
その内容がまるで映画かドラマのようでアメリカでも話題になっているそうです。
事件の概要はこうです。アメリカはアラスカ州アンカレッジのエクルートナ川沿いの土手でシンシア・ホフマン(19)が遺体で発見されます。
犯人はなんとその親友のデナリ・ブレマー(18)だったのです。
そしてこの殺人事件を起こした理由が、インターネットで知り合ったダーリン・シルミラー(21)から900万ドル(約10億円)で依頼をされたというのです。
事件の真相やダーリン・シルミラーやデナリ・ブレマーについて調べてみました。
早速行ってみましょう。
事件の登場人物
この事件はすでに裁判が進んでいて、裁判からその犯行の内容が明らかになっています。
まず登場人物を整理します。
・シンシア・ホフマン(被害者)
19歳 女性
・デナリ・ブレマー(実行犯)
18歳 女性
出展:https://www.thegardenisland.com/2019/06/19/news/alaska-teens-charged-in-murder-for-millions-slaying/
・ケイデン・マッキントッシュ(共犯)
16歳 男性
出展:https://www.telegraph.co.uk/news/2019/06/19/alaskan-teenager-convinced-online-fraudster-murder-mentally/
・ケイレブ・レイランド(共犯)
19歳 男性
出展:https://www.bbc.com/news/world-us-canada-48696123
あと2名の共犯がいるそうですが、この2名はなんらかの理由で名前を明かされていません。
年齢がかなり低いためではないかと言われていますが、仮にそれが理由だとするとまた恐ろしい事件ですよね。
シンシア・ホフマンとデナリ・ブレマーは裁判では二人は「親友」だったと言われています。
そしてデナリ・ブレマーは共犯のケイデン・マッキントッシュとケイレブ・レイランドらを実施後に金銭を支払うことで雇ったそうです。
事件の概要
この事件は犯人として起訴されているデナリ・ブレマーがインターネット上で、カンザス州の「タイラー」と名乗る男性と知り合ったことから始まります。
このタイラーは億万長者、大金持ちだと自身のことを語っていたそうです。
そしてデナリ・ブレナーはこのタイラーからある日とんでもない依頼を受けます。
「誰かをレイプして殺して欲しい、そしてその動画を送ってくれたら900万ドルの報酬を支払う」
とんでもない内容の依頼ですが、普通はこんな依頼を突然されたら実施しますかね?
インターネットで出会った見ず知らずの人から殺人の依頼を受けて、それを真に受けて本当に実行に移す人がいるなんて信じられないですが、事の発端は本当にこんなことだったんです。
この依頼を受けたデナリ・ブレナーは実際に行動に移してしまいます。
デナリ・ブレナーは、共犯としてケイデン・マッキントッシュとケイレブ・レイランドら4人を雇います。
タイラーからの依頼には「レイプ」も含まれていたため、男性であるケイデン・マッキントッシュとケイレブ・レイランドらを雇ったのではないかと見られています。
そして、6月2日、デナリ・ブレナーら5人は被害者のシンシア・ホフマンをハイキングに行こうと誘い出します。
場所はアンカレッジから北に32マイルほど行ったところにあるサンダーバードフォールズという滝です。
ハイキングの場所としてはかなり人気の場所だそうです。
そしてシンシア・ホフマンは、デナリ・ブレナーらとケイレブ・レイランドが借りてきたピックアップトラックに乗って出かけてしまったのです。
サンダーバードフォールズの近くについた一行は、ダクトテープでシンシア・ホフマンの手足をしばりつけ、ケイデン・マッキントッシュが背後から銃で頭部を撃ち殺害をします。
そして遺体をエクルトナ川に投げ込んだそうです。
その殺害の様子はタイラーの依頼どおりに実際に動画で撮影され、依頼者であるタイラーにSnapchatという動画アプリで送られました。
一行は、その後、証拠隠滅を図るために、ホフマンの服や財布、携帯電話また殺害で使われた拳銃を燃やし、またデナリ・ブレナーは、ホフマンが帰宅しないことを心配するホフマンの家族にホフマンをアンカレッジのポーラーベアパークで降ろしたと嘘の連絡もしていました。
そして2日後の6月4日にホフマンの遺体が発見され、事件が明るみに出たのです。
その後、捜査が進み、デナリ・ブレナーらの犯行であることがわかり、逮捕されるのですが、わずか数週間で裁判まで行われているところを見ると、デナリ・ブレナーらの犯行はすぐにバレてしまったようですね。
一緒にハイキングに出かけたことや家族への嘘の証言もありますし、計画的に行われた殺人事件ですがかなりずさんな計画だったような気がします。
またデナリ・ブレナーが実際にタイラーとやり取りをしていたスナップチャットなどの証拠も残っていたそうです。
タイラーの正体
そしてこの事件が明るみにでたことで、依頼者である「タイラー」もすぐに逮捕されます。
この自称億万長者のタイラーですが、実は大富豪ではない、ダーリン・シルミラー(21)というインディアナ州に住む若い男性だったのです。
出展:https://heavy.com/news/2019/06/darin-schilmiller/
ダーリン・シルミラーはデナリ・ブレナーに自身を億万長者と偽り、それを信じ込ませることに成功していますが、デナリ・ブレナーが若いということもありますが、そういった話術が巧みだったということなのでしょうか?
ダーリン・シルミラーはホフマンの殺害が実行されたあとに、今度は幼い子どもをレイプして動画を送るようにデナリ・ブレナーに依頼をおこないます。
しかもそれを拒否すれば、ホフマンの殺害をばらすと脅したのです。
悪魔のような所業というのはこういうことをいうのでしょうか。。。あまりに恐ろしすぎますね。
そしてその脅迫を拒否できないデナリ・ブレナーはその依頼も実行に移してしまったそうです。
殺人事件だけではなく、複数の性的暴行事件で起訴されています。
実際に証拠となる動画も発見されているそうです。
本当になんていう事件でしょうか。。。
最後に
今回のこの事件ですが、自称億万長者によるインターネットでの殺人依頼とそれを実行に移してしまったこと、そして殺されたのが親友であったということ、驚きの内容だらけですよね。
デナリ・ブレナーが親友のホフマンを殺害してしまったわけですが、タイラーからの依頼はレイプして殺害であったわけですが、警察の発表では殺害されたホフマンには性的暴行の痕跡はなかったということです。
もしかしたらデナリ・ブレナーも親友としてホフマンに対してそこまでのことは出来なかったのではないかと考えると、それが唯一の救いかもしれないですね。
しかしながら、アメリカ発のとんでもない事件というのは数多く耳にしてきましたが、今回のこの事件はまるでドラマか映画のような話だなと思います。
正直、まだ本当にあったことなのかと信じられない気持ちのほうが大きいですね。
今後、この話はハリウッドで映画化されるかもしれないなと思いますよね。
この映画は実話に基づいた話ですといって。
そしておそらくこのあと日本の各番組でも特集されるのではないでしょうか?
「世界の仰天ニュース」「アンビリーバボー」なんか放って置かなそうですよね。
他にも「世界の衝撃ストーリー」や「世界まる見え」なんかで紹介されるのではないでしょうか?
またワイドショーなんかでも取り上げられそうですよね。
アメリカではこの事件をきっかけに子どもたちのインターネット利用に関してしっかり親が管理、監視をしていかないと駄目だろうといういうような議論も始まっているようです。
日本でも同じような事件が起きないことを祈りつつ、この事件をなんらかの教訓にしてほしいなと思いました。
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
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