12月24日放送の「じっくり聞いタロウ 〜スター近況㊙報告〜」に保坂隆夫さんという方が登場されます。

この番組、なかなか面白い方が登場し、人生について考えさせられるような話を聞けるのでちょいちょい見てしまいます。

今回登場の保坂隆夫さんも負けず劣らず、壮絶な人生を送っているようで楽しみです。

調べてみると普通なら諦めてしまったり、道を踏み外してしまうような人生を送っている方なのに、前向きに、そして周りへの愛を持っている方だなととても好感を持ちました。

保坂隆夫さんの経歴やプロフィール、壮絶な人生についてまとめてみました。

 

早速行ってみましょう。

保坂隆夫の幼少期

今回、「じっくり聞いタロウ 〜スター近況㊙報告〜」では、莫大な借金を返済するために巡り合った仕事で人生が激変という見出しがでていますが、保坂隆夫さんの人生、スタートからかなり壮絶だったようです。

保坂隆夫さんが自分の幼少期からの半生をkindle本で出されているので、興味がある方はぜひ読んでいただきたいなと思います。

ぼくのみち (前編): 裏切り エッセイ

大人になって結婚し、娘も生まれ、幸せに生活していた保坂隆夫さんが元嫁のホスト狂いで人生おかしくなった〜という話になる前の、幼少期から大人になるまでの話をエッセイとしてまとめられています。

いまkindle本だとこうやって、自費出版的なことが気軽にできるので良い時代になったなぁとつくづく思いますよね。

こちらのエッセイのレビューをみると、保坂隆夫さんが自分の人生に決して諦めず、前向きに歩まれてきたんだなという内容になっている感じがします。

【※少しネタバレ有り】児童虐待が親から子へ連鎖されやすいのは周知の上だが、当書の筆者は決してそうならなかった。実の親から煙草の火を押し付けられたり、上の兄弟とは腹違いだからという理由で何一つ買い与えられなかったりと壮絶な過去を送りながらも、男手ひとつで娘さんを育て上げた。おまけに元嫁がホストに貢いだ1800万の借金も自身が背負い、子供を大学にまで行かせたのだから本当に頭が下がる。私は娘さんと同じくまだ大学生だが、この方に立派に育てられた彼女はとても幸せだと思う。

Youtubeを見ていたら、著者の動画がおすすめにあがってきたため、拝見しました。
辛いことを語っていましたが、
凛としていて、魅力的に感じたため、
より深く話を知りたいと思い、こちらの本を読ませていただきました。

まるでドラマのような話しでした。
同じ日本に生まれ、こんなにも大変な思いをしている方がいたと思うと胸が苦しくなりました。

しかし、それでもたくましく生きていこうとする姿に心打たれました。
お嬢様にたいしての愛情、そして他人の作った多額の負債を、自分で返すという男気。

人は何て強いんだ、と思わせてもらい、
勇気をもらいました。

ありがとうございます!

レビューにも書かれていますが、幼少期は親からの虐待を受けて育ったようですね。

保坂隆夫さんのお母さんが産後の鬱から愛情を注いでもらえずに小学校6年生ぐらいまで育ったそうなんです。

五人の兄弟がいたそうですが、父親は籍が入っていない関係でした。

でお父さんが週末に家に来るときだけはご飯が食べられたそうなのですが、それ以外は他の兄弟が残したものを食べていたそうです。

五人兄弟でひとりだけ虐待をうけていたんですね。

そういった家庭があるということも初めて知ったのですが、非常に複雑な事情を抱えた幼少期です。

ただそんな辛い日々でも救いがあって、近所の大人たちが見かねていろいろ世話をしてくれたんだそうです。

食べ物や着る物をもらったりしていたそうですよ。

元嫁がホスト狂いで借金

保坂隆夫さんですが、結婚は20歳の時だそうです。

相手は大学生の女性。

そして4年、5年の結婚生活のあとで、奥さんが浮気をしていることが発覚します。

しかも借金もしていたそうです。

その金額がまた驚きです。

なんとトータルで1700万から1800万円という驚くような金額だったんです。

そんな金額どうやって借金できたんだという疑問がありますが、保坂隆夫さんは当時配管業の会社を経営していたそうです。

その会社の実印を持ち出して、17社から借金をしていたことがわかったということです。

しかもだいぶやばいところからも借金していて、トイチ(10日で1割の利子)どころか、4日で1割の利子なんていうのもあったそうですよ。

このことがなぜ保坂隆夫さんにわかったかというと、あるとき、奥さんが外に働きに出たいと言い出したそうで、気分転換にもなるしいいかなと思ってOKをしたそうなんです。

しかししばらくして知り合いが、これお前の奥さんじゃないかと持ってきたのが風俗雑誌。

実は奥さんは風俗店に勤務するようになっていたんです。

借金を抱えた奥さんは、そのことを保坂隆夫さんにはいえず、かつ借金も払えないので働きにでるといって、実のところ、風俗店で働いていたんですね。

なぜそんな借金を奥さんが作ってしまったかというと、原因は

ホスト

でした。

それ以外にも家で調べてみると保坂隆夫さんが吸わないタバコや見たこともない写真や手紙が出てきました。

そういった証拠を揃えて、奥さんに問いただしたところ、なんと

奥さんは謝らなかった

そうなんです。

ここまで大きな借金を作り、保坂隆夫さんのことを裏切り続けて謝らないってすごいなぁと思いますが、おそらく保坂隆夫さんも呆れて

お前はどうしたいんだ?

と聞いたそうです。

すると奥さんは

一人の女性として生きていきたい

と話したそうなんです。。。

つまり離婚して、子供も捨てて、独り身に戻りたいっていうことです。

そこまで言われてしまったらもう一緒に生きていけないと思ったんでしょうね。

保坂隆夫さんはわかったと、ただ相手の男と1回話をさせてくれといって、俺はもう別れるからあとは好きにしてくれと言ったそうなんです。

すると相手のホストが、自分は奥さんが結婚して子供がいるなんてしらなかった、こっちが別れるから、離婚はしないでくれ、もらったものもすべて返すと言って奥さんから貢いでもらったものをすべて返してくれたそうですよ。

中には700万円以上の中古のカマロもあったそうです。。。奥さん、一括でそれを買い与えて一緒に旅行とかしていたんだとか。

借金をすべて背負い離婚

奥さんのご両親もこの事実をしり、保坂隆夫さんに謝ってきたそうです。

ですがお子さんを託児所に預けて風俗勤務をし、男と飲みに行っていたというような行動を許すことはできず、離婚。

ただし奥さんが作った借金はすべて保坂隆夫さんの名義にし、すべての借金を背負ってあげたそうです。

男としてなかなかできる決断じゃないなと思います。

女性の裏切り行為を許せないといいつつ、その借金を背負ってあげるというのは、やはり愛した女性である元嫁への労りだったり、ある種の償いだったりするのでしょうか?

離婚届に判を押し、1週間だけ母親と娘の最後の時間を作ってあげたそうです。

ですが、ここで保坂隆夫さんがぶちぎれる出来事がおきます。

なんとその2日後に、元嫁はまたホストのところに飲みに行ってしまったそうです。

もう病気ですよね。信じられない。

帰ってきた嫁に保坂隆夫さんは初めて手を挙げたそうです。

会社の部下が止めに入らなければ殺していたかもしれないと本人は語っています。

保坂隆夫さんが幼少期に母親から愛情をもらえずに育ったことと、目の前にいる元嫁が重なったのかもしれません。

二人の関係は外野にはわからないので、保坂隆夫さんがどういう考えでその選択をしたのか正確なところはわからないですが、その多額の借金を背負い、かつ子供の養育もしないとならないシングルファーザーの道を選んだ保坂隆夫さん。

ゲイの世界に

その後、借金を背負って生きていかねばならなくなった保坂隆夫さん。

利息だけを返すのが精一杯な日々。

ある日、ゲイの友人に1万円を貸して欲しいと言ったところ、お前だったら稼げると思うよと紹介されたのがゲイとしての風俗でした。

27歳の時です。

そしてすぐに面接。

面接で覚悟を聞かれ、本当にやると決めた保坂隆夫さん。

するとなんとその場で、常連さん相手に研修をすることに。

であって5分ですぐ研修。しかもゲイの。。。

何もわからない保坂隆夫さんに常連のお客さんが手取り足取り教えてくれたそうで、そのときは7000円の稼ぎになったんだそうです。

普通に仕事をするより稼げると思った保坂隆夫さん、あっさり配管業の仕事をやめてしまいます。

そして、そのあと3年くらいはウリ専の仕事を続けたそうです。

そしたらなんと最初の1年半で1700万の借金を全額返済できたということです。

月給にして250万くらいの稼ぎだそうですよ。

普通に会社やるより儲かるんですね、ゲイの世界、、ちょっとびっくりです。

ゲイバーの開店

保坂隆夫さんはゲイのウリ専として働いている間はいわゆるノンケだったそうです。

仕事として割り切ってやっていたってことですよね。

ですが、あるときゲイ雑誌のモデルにチャレンジしたときに、自分の知らない世界に触れることができて感動したそうです。

そのあと、もっとちゃんと頑張ってみようと辞めるまでの間に借金を払い終えて、さらに700万円の貯金も作るほど努力されたそうです。

わずか3年で生活して娘を養育する金額とは別に2400万円以上の稼ぎを生むことができたわけです。

30歳でウリ専の仕事をやめ、今度は大工になった保坂隆夫さん。

ですが2丁目のゲイバーでときどきアルバイトで働いたそうです。

それがめちゃくちゃ楽しい!!って思ったそうなんです。

お店のママからも、保坂隆夫さんの天職だと言われ、仕事の仕方を教わりつつ、自分でもお店を持ちたいと思い始めます。

でも娘も育てていかないとならないので、保坂隆夫さんは娘が成人するまでは、しっかりと仕事をおこない、そのあとで自分のやりたいことをやろうと決心したそうです。

そこから10年が経ち夢を実現し、ゲイバーをオープンさせます。

場所は上野。

新宿とかじゃないの??って思いましたが、上野エリアも意外とゲイバーとか多いらしいですよ。

知りませんでしたが。。。

お店の名前は

sun

太陽ですね!

保坂隆夫さんの生き方や考え方を知るとなんとなくお店の名前がしっくりくるような気がしました。

自分の境遇に負けず、かつ自分がゲイであることも隠さず、前向きに、そして子供への愛情もあり、周りへの愛情もあり。

めっちゃいい人だなという感じがひしひしと伝わってきます。

最後に

今回、保坂隆夫さんについて調べてみました。

元嫁のホスト通いのせいで1700万円もの借金を背負い、仕事としてゲイのウリ専を行い、それでも娘さんをしっかりと育て上げる。

そんな自分の過去をオープンにして、常に前を向いている姿勢がかっこいいなと思いました。

上野で飲むことがあったら、お店をちょっと覗いてみたいなと思いました。

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

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