女子フィギュアスケートの紀平梨花(きひらりか)さんが、9月22日にスロバキアでおこなわれたオンドレイ・ネペラ杯で世界最高得点を獲得して、見事優勝をされました。

紀平梨花はなんとまだ16歳で、今まではジュニアの大会に出場していた選手です。今シーズンからシニアの大会に出場することになり、その初戦でいきなりの優勝を飾ったということで、フィギュアスケート界だけでなく、スポーツ情報誌やスポーツ新聞でも大騒ぎになっていますね。

浅田真央さんが引退されてから、女子フィギュアスケートはそれなりには盛り上がっているような気もしますが、なんとなく主役は羽生結弦選手や宇野昌磨選手がいる男子フィギュアスケートに変わってきてしまったような気がしますね。

そんな状況ですので、紀平梨花さんにはこれからの女子フィギュアスケートが盛り上がるんじゃないのかという期待も寄せられているかもしれませんね。

そんないきなりの優勝を飾った紀平梨花さんの何がスゴいのか、どんなことが期待されているのか?他にも経歴やプロフィール、通っている学校などを調べてみました。

 

早速行ってみましょう。

世界最高得点の演技

紀平梨花さんの世界最高得点を叩き出した演技はどんな内容だったのでしょうか?

ショートプログラム(SP)でも首位だった紀平梨花さんは、フリープログラムでは、「ビューティフル・ストーム」という演目になっています。

そのフリープログラムでは、出だしから大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)!!
女子でこのトリプルアクセルを跳べる選手はまだ少なく、なおかつ高得点に結びつく大技です。

それをフリープログラムでは2本飛び、2回とも成功させています。
これは2010年のバンクーバーオリンピックで銀メダルをとった浅田真央さん以来の快挙になります。前日のショートプログラムでも、70.79の高得点で首位にたっていた紀平梨花さん。
フリープログラムでも147・37点を記録し、合計218・16点。

そしてキス・アンド・クライで得点を聞いて控えめにガッツポーズをして喜んでいる様子がとても初々しくてかわいらしかったです。

紀平梨花さんのトリプルアクセルをもっと観たいということのためにこちらをどうぞ。
こうやって大写しでみるとすごい回転の速さですよね。

その後も続く快進撃

このオンドレイ・ネペラ杯での優勝を皮切りに、紀平梨花選手の快進撃が続きます。

11月8日から11日にかけて行われたグランプリシリーズデビュー戦となるNHK杯にも出場をして優勝をしてしまいます!!

紀平梨花選手本当にすごい。
しかもまた世界最高得点での優勝です。

このグランプリシリーズNHK杯では、ショートプログラムで得意のトリプルアクセルで転倒をしてしまいます。

それでもショートプログラムでは自己ベストに迫る69.59点の5位につけます。

そしてフリープログラムではまたもや2本のトリプルアクセルを決め、完璧な演技を見せます。

その結果、日本女子歴代最高点の154.72点を記録、ショートプログラムとの合計で先日のオンドレイ・ネペラ杯でマークした最高記録を大幅に更新する224.31点で優勝をしたのです。

グランプリシリーズデビュー戦での優勝は日本人としても初の快挙になります!!

そしてその後、11月23日〜25日で開催されたグランプリシリーズフランス杯でも優勝をするんです。

ショートプログラムでトリプルアクセルの回転が抜けるミスがあり、2位発進。
フリープログラムでは、1本目のトリプルアクセルで着地でバランスを崩しても、冷静にその後のジャンプ構成では二本目のトリプルアクセルをダブルアクセルに変更するなどミスをカバーし、フリープログラムではトップの138.28を記録。
総合得点205.92で逆転優勝したのです。

これで見事グランプリファイナルへの出場権も手にしたのです!!

そして行われたグランプリファイナル。

紀平梨花さんは初出場で初優勝という見事な結果を残すことができました。

カナダのバンクーバーで行われたグランプリファイナル。

日本の紀平梨花選手は150.61点をマークし、合計得点で233.12点。

2位はロシアのアリーナ・ザギトワ選手で計226.53点。

グランプリファイナルで優勝というのもすごいですが、あのザギトワ選手に勝利したということで、紀平梨花さんの名前が世界に知れ渡ったのではないでしょうか?

トリプルアクセルだけではなく、表現力や演技のすべてが高い得点だったので、もうトリプルアクセルだけの選手ではないということですよね。
まだ16歳なのに凄い選手が出ててきたなと思いますよね。

紀平梨花のプロフィール


本名 紀平梨花(きひら・りか)
生年月日 2002年7月21日
出身地 兵庫県西宮市
身長 154cm
趣味 音楽鑑賞
所属 関西大学カイザーズフィギュアスケートクラブ(関西KFSC)

紀平梨花さんとスケートの出会いは、なんと3歳。

母親と姉とアイスリンクに出かけたことがきっかけだそうです。

姉の名前は紀平萌絵さんというようで、紀平梨花さんのtwitterに登場しています。

その後、5歳にはスケート教室に入っています。
よっぽど好きだったのかと思ったのですが、実はスケート以外にたくさんの習い事をしていたんだそうです。
バレエ、体操、ピアノとたくさんの習い事をしていて、スケートはその一つだったんだとか。

スケートを習わせるだけでも結構なお金が必要そうなのに、バレエやピアノもって、紀平梨花さんの実家は相当なお金持ちなのかもしれないですね。

現在、紀平梨花さんが練習をしているのが関西大学カイザーズフィギュアスケートクラブというところですが、ここは今シーズンの現役復帰を宣言した高橋大輔選手も所属するフィギュアスケートクラブです。

他には織田信成さん、町田樹さんといった男子フィギュアスケートでも有名な選手がここから巣立っていってますね。
女子フィギュアスケートでは宮原知子さんや白岩優奈さんも所属しています。

またそれ以外にもダンスを習うためにエイベックス・アーティストアカデミー大阪校にも通っているそうです。

フィギュアスケートをやっているときはバッチリメイクですが、普段の紀平梨花さんの写真はこちら。

まだ16歳あどけなさもありつつ、元気な明るさが伝わってきそうな感じです。

実はこのツィートでもあるように、紀平梨花さんはこの若さですでにRedbullのスポンサードを受けているんですね。

日本でRedbullがスポンサーに付いているフィギュアスケート選手は紀平梨花さんただ一人。
これからの活躍が期待されいてることが伺えますね。

紀平梨花さんはN高で勉強中

フィギュアスケートで日々練習をしつつ、ダンスの勉強もしている紀平梨花さんですが、いま16歳で高校生ですよね。

学校はどこに通っているのでしょうか?気になりますよね。

実は、ちょっと面白い高校に進学しているんです。

学校の名前は

N高

といいます。

いや、伏せ字にしないで教えてよと思ったかも知れませんが、実はこれが名前なんです。

正式にはN高等学校というのですが、N高等学校は2016年にカドカワとドワンゴが一緒になって作った新しい通信制の学校なんです。

ドワンゴというとニコニコ動画を思い出すと思いますが、この通信制の高校を作るときの仮称がニコニコ高等学校だったので、もしかしたらそこからN高等学校となったのかもしれませんね。

学校側の説明ではNはNet、New、Next、Necessary、Neutralなど多くの意味を含んでいるそうで、決してニコニコではないそうですwww

N高等学校のホームページ

学校には完全にネットだけで授業をおこなう通信制と学校に通う通学制の2パターンがあるそうです。

入学金はたったの1万円。授業料は1単位あたり7200円。

ホームルームはslackというチャットサービスを使っておこなわれ、授業はインターネットでということのようですが、これは新しい学校の姿かもしれないですね。

2018年9月現在で7024人の学生がこの学校で学んでいるそうです。

紀平梨花さんもこれなら練習と勉強の両立ができるということでN高を選択したのかも知れませんね。
ちなみに男子フィギュアスケートのスター選手である羽生結弦さんも早稲田大学の通信制で学んでいるそうですよ。

戦績

ジュニアでの戦績
2016年9月 ジュニアグランプリ(GP)第5戦のスロベニア大会で女子7人目の3回転半(トリプルアクセル)に成功。
2017年11月 全日本ジュニア選手権で初優勝
2017年12月 全日本選手権で3位。

ちなみに以前調べたのですが、日本選手権で優勝しても優勝賞金とかはないそうなんです。

今後のチャンピオンシリーズや4大陸フィギュアなどでは優勝賞金がでるので、これから稼ぐ選手になっていくかもしれませんね。

宇野昌磨選手の年収は鼻のように大きいのか?トヨタの給料をフィギュア賞金で推測。

最後に

今回、女子フィギュアスケートで世界最高得点を獲得して見事な優勝を飾った紀平梨花さんに迫ってみました。

女子フィギュアスケートでは本田真凜さんも気になる存在ではありますが、実力ではだいぶ間を空けられてしまったような気がしますよね。

他にも有力選手としては、宮原知子選手、三原舞依選手、樋口新葉選手、坂本香織選手が挙げられますね。

世界を見ればザギトワ選手やメドベージェワ選手が有力選手でしょうか?

これからフィギュアスケートのシーズンに本格的に入っていくので、各選手の活躍が楽しみですよね。

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

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